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振り返り③ 手術と現在の状況

退院して1週間が過ぎました。
今回は手術と現在の状況について書きたいと思います。

手術は入院翌日でした。手術日前日の夜9時からは水分も取れない状況。
これは全身麻酔のため仕方ないものの、同室となった爺さんの行動で実質朝3時半おき。
3時半に大音量でテレビをつけられたのには閉口しました。その後も4時半、5時半と大音量が…

おかげで手術前はとにかく眠くて、何も考えたくありませんでした。
今思うと色々不安になる余裕すらなかったので、かえってよかったかもしれません。

当日は事前にいろんなものを点滴してから手術室へ。
ものすごい手際よく全身麻酔を打たれてからは、一切記憶がありません。
記憶が無い間に、開頭手術を受け腫瘍を摘出してもらっていました。

次気が付いた時にはICU(集中治療室)で寝転がってました。その時時間を聞いたら夜8時過ぎ。
後から聞いた話だと、手術に8時間を要したそうです。
それだけ難しい手術だったという事でしょう。先生に感謝です。

術後の晩はひたすら喉が渇きましたが、水が飲めないのでうがいと氷をなめる事で渇きと戦ってました。
喉が渇く都度目が覚めて、たまらずナースコールを呼んでいた記憶しかありません。
夜が明けて、自由飲水と言われたときは嬉しかったですね。
早速コップ3杯分の水を飲んで渇きを潤す事が出来ました。胃がついてこれず早速吐きましたが…

術後は、利尿ホルモンの量がコントロールできなくなる「尿崩症」という後遺症が出ました。
なんでも手術当日の夜間に、10ℓの尿が出ていたとか。
術後に喉が渇いた理由もこれです。ただ尿崩症は術前に織り込み済でした。

後遺症が残った理由は、ホルモン量をコントロールしている脳の下垂体という部分を覆うように腫瘍があり、手術で合わせて摘出せざるを得なかったためです。早い話がホルモンコントロールを何もしないと、常に尿が出ておねしょしてしまうのと同じ状態に陥ります。

おねしょだけならばまだ笑い話ですが、必要以上に水分を排出してしまうため放置するとナトリウム濃度が高くなり、血栓が出来て最悪死に至ります。(が、腫瘍を放置するよりマシ。)そのため利尿ホルモンを薬でコントロールする必要があり、術後はその調整で入院していたといっても過言ではありませんでした。

コントロールのため処方されたのは、コートリルとミリニンメルトという薬。補助としてビタミン剤(メチコバール)と胃薬(ファモチジン、薬剤師さんの説明では要はガスター10)の4種類の薬を今も飲み続けています。

入院中は水分補給量と出る尿の量、比重を記録しながらコートリルとミリニンメルトの量を調整。
結局コートリルは起床時1錠、夕食後0.5錠。
ミリニンメルトは朝昼の食間に1錠、夕食2時間後に2錠で落ち着きました。
これがはっきりするまでは退院が出来なかったので、結局16日間の入院となった次第です。

なおホルモンは検査の結果、副腎ホルモンが基準値以下、成長ホルモンが下限ギリギリとの事でした。
副腎ホルモンとは、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールが主なものらしいです。
要は興奮しにくくなり無気力状態となりやすく、且つホルモンのバランスも取りにくい状況の模様です。
俺はもともと慌てやすいので、興奮しにくくなったのはいい方向に出るかもしれません。
いっそ怪我の功名で、俺の最大の弱点だった落ち着きが増せば、みんなのためにもいいのですが…

成長ホルモンは、足りないと疲れやすくなったり、動脈硬化に繋がったりする模様です。
これは下限ギリギリとはいえ一応基準内で一安心ですが、確かに疲れやすくなった気はします。
動脈硬化を避けるためには痩せる事が必要、そのためには運動ですが疲れやすい。
こことの兼ね合いが色々難しそうですが、なるべく外に出るようにはしています。

また手術の影響で顔がむくみ、まぶたが15R殴られ続けたボクサーのように腫れました。
目も充血どころか血走った状態となり、頭には包帯がぐるぐる巻き。
包帯を取ると、頭の傷口はフランケンシュタインのようにホッチキスで止めてある状況。
このまま街に出たら、確実に職務質問される状況となっていました。

顔の腫れは1週間、目の充血は2週間で完全に戻りました。
後は手術の傷口のかさぶたが取れ、頭の違和感(痛いとかではなく物理的に重い。おそらく手術の後に接着のため詰め物をしている影響)が無くなれば、外科的影響は無くなると思われます。そのため今でも頭にバンドをして固定しています。

なお頭の手術の場合、傷口から髪の毛は生えてこなくなる模様なので、見た目は多少影響ありです。
これは周りの髪の毛の伸び具合を見て、事後策を考えるとしましょう。

次の通院時には、職場復帰とかの具体的な話も出てくると思っています。
ちなみに現在、体調的に変な感じはありません。概ね順調に来ていると思ってます。
他にも書きたいことはありますが、すでに長いのでこれぐらいにしておきましょう。
次は術後のリハビリについて書きたいと思います。

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by yrv9985-2450 | 2017-07-24 14:48 | 闘病記 | Comments(0)

振り返り② 入院準備(追記)

前回の更新で入院準備の振り返りをしました。
長いブログになりましたが、書き忘れたことがありましたので追記します。

入院準備は物、気持ちの部分で書きましたが、書類関連の準備を書き忘れていました。
手術と入院に関する書類は、基本ひたすら署名するのみでしたので割愛。
(気を付けるべきは、保証人が必要なものがいくつかあるぐらいです。)

備忘のため書いておきたいのは、健康保険の「高額医療費申請書」の事です。
これまで入院の機会が無かったので、こんな制度があるなんて知りませんでした。

事前に上司に話した際、「医療費の負担が高額の場合、定額+αで済む」との事で申請を勧められました。
具体的には収入に応じて、入院時の自己負担額が減免されるというものです。
申請に手間がかかるのでは?と思いきや、ネットで申請書を印刷して郵送するだけ。申請書は2~3日で届きました。これがあると、例え自己負担分が数十万円になったとしても、ある程度の負担額で収まります。

仮に申請をしなかったとしても3か月後に還付されるのですが、申請して正解でした。
この制度を仮に使わなかった場合、保険適用でも支払いが70万円を超える事ところでしたが、申請した事で20万円強で済みました。

病院はカード払いOKで、院内にATMもありましたが、限度額があり払えなくなる可能性がありました。
入院1週間前の検査時、病院からも説明がありましたが、知らなかったらと思うとぞっとします。
もし前週に知っていたとしたら、きっと慌てていたと思うので上司に感謝ですね。

またこれも備忘ですが、医療費は月割り計算のため、前述の「定額+α」は月ごとに発生します。
俺は月を跨いで入院したため、「定額+α」は2回発生し、10万円強を2回払った形になりました。
月を跨がなければ恐らく数万円は安く済んだはずですが、事が事なので仕方ありません。失明よりましです。

不幸にして次回があれば考慮すべき事なので、備忘として書きました。参考になれば幸いです。
この歳にして色々社会勉強になった気がします。次こそ手術と症状について書いていきたいと思います。

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by yrv9985-2450 | 2017-07-20 07:13 | 闘病記 | Comments(0)

振り返り① 入院準備

退院して数日経ちました。

まだまだ本調子にはほど遠い感じはしますが、寝てばかりいても体力は戻りません。
そこで歩行訓練として、周囲を散歩したり、部屋で体操をしたりしています。
疲れはするものの、近所の店に行きつつ1時間強歩けたので、何とかなりそうです。

それはさておき。
入院に至るまでの準備や入院生活等、今後の事も踏まえ色々振り返りたいと思います。
まずは入院するまでの準備から書いていくことにしましょう。

入院するにあたっての準備は、大まかに2種類ありました。
具体的には手術を迎えるにあたっての気持ちと、入院生活を送るための荷物の準備。
気持ちについては前にも書きましたが、開き直るよりありませんでした。

もちろん開き直るまでは色々葛藤もありましたが、(先天的に)偶然おできが脳の調子悪い所にあり、視神経に影響を与えだした。このままでは失明する。」のだから、もはや運命として受け入れざるを得ません。
その分開き直りやすかったと思います。おかげさまで手術も(気持ち的には)楽に迎えられました。
むしろ前夜、同室の爺さんの騒音で眠れなかった事の方がつらかったです。

仕事についても入院、手術が濃厚となるのが早かったので、数か月前から引き継ぎの準備が出来ました。
見つかった経緯も含め、運がよかったと思います。昔から悪運だけは強いんですよね。ありがたいことです。

なのでここからは、荷物の準備について書きたいと思います。
入院、手術が濃厚となりだした4月あたりから、必要であろうものを調べていました。
結果準備したものと、使った物はざっとこんな感じです。



準備した持ち物 (赤字は特に役立ったもの、取り消し線は使わなかったもの)

■新規購入
紙コップ、ウエットティッシュ、湯飲み割りばし使い捨てスプーンバスタオル、下着、スーツケースタブレット端末とカバー、お守り、タブレットスタンドUSB充電ハブアカスリ、シャンプー、ボディソープ、パジャマ2着タオルS字フック、付箋、100均の区分け袋、衣料圧縮袋、書類格納用バインダスリッパ洗剤、ビニール袋(5ℓ袋50枚入り)、クリップ、入浴道具入れ(ビニール製)

■レンタル
ポケットWifiルーター日々の入院着タオル(1日当たりバスタオル1枚、タオル2枚)

■家から持ち込み
洗面道具一式、爪切り、耳かき、本(歴史の本3冊と、頭蓋咽頭腫パーフェクトブック)、お薬手帳、頭痛薬、靴下、ふりかけ、タオルハンカチ、眼鏡拭き、ポケットティッシュ、手帳、メモ帳、筆記用具、眼鏡、スニーカー、充電用ケーブル3本、イヤホン2つ(予備含む)、耳栓、自転車の鍵(リング状のもの)

■病院(コンビニ含む)で調達
雑誌(BUBUKA)、本1冊、手術用ストッキング(エコノミークラス症候群防止)、頭の手術跡を抑えるバンド、日経新聞、調味料(塩、しょうゆ)、箱ティッシュテレビカード

■持っていけばよかったもの
携帯ラジオ、肩がこらない文庫本数冊、つけ心地のよい耳栓



特に準備してよかった物は、暇つぶし系(タブレットやWifiルーター等)と調味料でした。

入院中は病室、談話室ともとにかくにぎやかで、静かな場所がありません。なので空き時間はひたすらイヤホンをつけてネット動画を見たり、音楽を聴いたりして自分の世界に入っていました。(そうしないと、聞きたくもない他人の病状や家の話が耳に入ってくるので気分が持たない。)

入院中の暇つぶしはテレビが有料なのでネットが主だろう。そうなるとスマホでは画面が小さくて動画を見るのが辛いから、タブレットを用意してSKEの公演や無料のネット動画(abemaTV等)を見よう。回線はデザリングだと通信制限が濃厚だから、ポケットWifiルーターをレンタルしよう。という考えがあたりました。

ポケットWifiのレンタルは通信量月無制限のルーターで1万円、タブレットも台湾製の格安タブレット(2万円)とはいえ合わせて3万円ほどの出費となりましたが、性能も満足で十分元は取れたと思います。

また調味料は当初想定外でしたが、病院食の味気無さが想像以上だったため必須でした。

スルメのふりかけが非常においしかったこと!

今まで食べたどんなグルメよりもおいしかったです。体感的には釣り部で行った叙々苑の焼肉以上でした。
本当、これが無いと入院生活を乗り切れたかどうか怪しいです。

あとは100均の区分け袋が意外なヒット。
ビニールのポーチに洗面道具を入れたり、ジップロック状になっている袋に小物を入れたりとかゆい所で大活躍でした。この区分け袋は常用薬の整理(飲み忘れ防止)にも使えそうです。例えば1日分の薬を入れた袋を、区分け袋に1週間分用意しておくとか。
ジップロックの小さいものを用意する手もあるので、使い勝手を考えていきましょう。

逆に使わなかった物。

まず親父殿のサポートのおかげで、洗濯用具は使わずに済みました。
衣類やタオルも、有料ながらレンタルセットが用意されており自前の持ち込みは下着だけで済みました。
有料とは言え日々新しいものに取り換えてくれ、洗濯不要なのは療養中の身にはありがたかったです。

食器類もネット情報では必須と書かれていたので準備しましたが、毎食ついてきたので不要。
しかもコンビニが病院にありいざとなれば現地調達が効いたので、わざわざ持ってくる必要はありませんでした。入院前週の検査時に、しっかり下調べをしておくべきだったと思います。

もう少しこだわるべきだったのは耳栓。
使わないと思いつつも念のため持って行きましたが、予想以上に様々な音が気になるので術後1週間は頼りっぱなし。しかし耳が痛くなるので3時間の装着が限界でした。騒音が遮音できても、耳の違和感で結局夜中に目が覚めるという事も何回かあったので、つけ心地にはこだわるべきでした。

長くなりましたが、入院準備の総括はこんな感じです。
予想通りだった事、思いもしなかった事等色々ありましたが、致命的な準備不足が無くてよかったです。
入院しない事に越したことはないとはいえ、色々な経験ができ社会勉強になりました。
次は実際の手術と、術後の経過について振り返りたいと思います。

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by yrv9985-2450 | 2017-07-17 23:00 | 闘病記 | Comments(0)

退院しました

遅くなりましたが、おととい(今週の木曜日)に退院できました!
ここまでこれたのも皆さまのおかげです。まずはありがとうございました。

退院当日、埼玉の病院から自宅まで3時間かけて戻ってきましたが、それだけで精一杯。
帰宅後は「着いた~!」という感慨に浸ると思いましたが、そんな余裕は全く無し。
片付けとかも含め、全て翌日に回してぐったりするのがやっとでした。

なので1日休んでから、荷物の片付けやら各種手続きを開始しました。具体的には止めていた新聞、郵便の再配達や、保険の給付金の請求、体力づくりの散歩、いっぱい出た薬の管理、ポケットWifiの返却等、やる事は案外多いです。
新聞、郵便、ポケットWifiは簡単に済んだので良かったですが、保険と薬は色々面倒くさいです。

保険は何をすればいいのかさっぱり分からなかったので、まずはコールセンターへ確認。
必要なのは保険用の診断書と諸々の書類で、一式すべて郵送してくれるとの事。
保険用の診断書は、病院が遠隔地なのでやり取りは電話と郵送になるのでまた手間がかかります。
(とはいえ、埼玉まで行くより遥かにましですが…)
書類も色々ありそうですが、今回の費用の半分は帰ってきそうなのでしっかりやりたいと思います。

今の悩みは薬の管理をどうしようかという事。
起床後、朝~夕の各食後、朝昼の食間、夕食2~3時間後と、1日6回薬を飲まないといけません。
薬の種類は4種類あり、必要な薬と分量は6回とも違います。
その上で飲み忘れてはいけない薬もあるので、どうしたものかと思ってます。

俺の性格上飲み忘れは絶対にしそうなので、できれば一元管理をしたい。
しかし6回分を一元管理できるようなピルケースは、ネットで見た限りなさそう。
しかも職場復帰や外出を想定すると、昼食後、夕食後、朝昼食間は常に持ち歩かないとダメと思われます。
そうなるとピルケースは必須だが、6回分一元管理用は無い。
であれば基本外出時用と、基本家用でピルケースを分けないと駄目そうだが、それで大丈夫なのか…

悩みはつきませんので、実際色々回ってピルケースを見てみたいと思います。
問題はその体力が戻ってきていないので、まずは体力回復が最優先。薬が必要な外出はそれから。
体力回復策としては散歩と体操で、まずは会社まで行って戻ってこれるようになることが目標。
頃合いをみて近くのお店を回ってみたいと思っていますが、それまで薬は家で一元管理しようと思います。

療養は暇との闘いと思っていましたが、やる事だらけでどちらかというと体力勝負ですね。
まずは家に帰れた事が救いであり幸せです。病室のベットより遥かに落ち着きます。
俺が頑張るのはこれからです。多分一生モノの付き合いになりそうなので、無理せずやっていきましょう。

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by yrv9985-2450 | 2017-07-15 05:44 | 闘病記 | Comments(0)

入院中です

色々あって、暫く期間が空きました。
先週の木曜日に手術を終え、現在入院中です。

幸い、手術は無事成功し術後の経過も順調。
視野狭窄と尿崩症、眼の充血はあるものの、普通に動けるようになってきました。今もSKEの公演を見ながら更新しています。

同室の爺さんの物音や会話の声が大きくて、思うように眠れないとか、術前の夜3時半に、別の爺さんが大音量でテレビを見出して叩き起こされたりとか、看護婦さんにどうしようもない文句をつける爺さんとか、とにかくデリカシーの無い爺さんの言動に悩まされっぱなしですが、耳栓とイヤホンで何とか耐えてやってます。

ただ、次の入院があれば絶対に個室にします。お金は掛かりますがもうこりごりです。

何はともあれ。
来週には埼玉の病院から家に帰れそうです。細かい事はそれから更新します。

先生を始め、周りの皆様に今は感謝です。
今回の件で、今更ながら人間捨てたもんじゃないと思いました。若干人生観変わった気がします。
色んな人に迷惑を掛けてきた分、これからしっかり生きていきたいと思います。



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by yrv9985-2450 | 2017-07-08 13:18 | 闘病記 | Comments(2)