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タイヤ交換

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風邪もすっかり良くなりました。
という訳で、あの190km以来2週間ぶりに乗ることができました。
2週間ぶりだといきなり100km、という訳にもいかないので、まずは足慣らし。
ギヤ比や替えたタイヤのチェックをしつつ、サザンビーチまで行ってきました。

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タイヤはコンチネンタルのグランプリ4000S(上)から、ミシュランのPRO3(下)へ変更。
PRO3は色が選べるため、青を選びちょっとイメチェンしてみました。
グランプリ4000S(以下4000S)の走行距離はこの前の190kmを加え3600km。
まだ行けそうでしたが、タイヤが台形になってきた上、サイドにもヒビが出てきました。

なので大事をとってPRO3に交換した次第です。
俺は長距離を乗るので、こういうのは早めにしておくべきでしょう。
メタボな俺の体重や峠での酷使を考えると、3600km、半年はよく持った方だと思います。
さすがはロングライドに定評のあるタイヤです。
特に悪い所も無くいいタイヤ、だと思ってました。PRO3に変えるまでは・・・

PRO3に変えてまず思った事は、乗り味がマイルドになった感じを受けました。
(ちなみにチューブも、Panasonicの「R-AIR」からヴィットーリアの物に交換)
4000Sは段差を「コン!」と超えていくのに対し、PRO3は「フワッ」と超えていく感じです。
4000Sが足を固めた車だとしたら、PRO3はリムジンみたいというか・・・

ただその分、レスポンスは4000Sの方がいいような気がしました。
4000Sで踏んだ時は、「ガツン」と加速してくれます。これが結構気持ちいいんです。
それに対しPRO3はじわ~っと加速していくように感じました。
なので4000Sに慣れた俺にとっては、最初はちょっと気持ち悪かったです。

PRO3の良さが分かってきたのは10kmぐらい走ってみてから。
向かい風の直線で、「今日はペースが上がらないな・・・」と思いサイコンを見たときでした。
俺の感覚では24~5km/hのはずが、サイコンが示していたのは28km/h。
「あれ?思ったよりスピード出てる・・・」とちょっと戸惑いました。

向かい風で28km/hだったら、俺の貧脚だといいペースです。
そういえばブレーキの効きも、タイヤを変えてイマイチになった感じがしていました。
感覚よりも早いスピードが出せているという事はどういうことだ?

乗りながら色々考えたら、PRO3の良さが見えてきました。
ブレーキが効かないように思えたのは、感覚より速い速度からブレーキングしているから。
速度を出していないように感じるのは、乗り心地が良く4000Sよりも自転車が安定しているから。
案外速度が出ているのは、タイヤの転がりが4000Sよりもいいから。

グリップもしっかりしているので、タイヤが前に前に自転車を運んでくれる感じがします。
なので気がつけばスピードが出ている。
その為上り坂も4000Sよりも楽に登れる感じがしました。
134号に入ってみても、高速巡行がやりやすいです。
タイヤが転がるので、グングン前に進んでいきます。

気がつけばサザンビーチまでの往路の向かい風で33km/h巡航。
追い風の復路は35km/hで普通に巡航していました。
4000Sでもできなくはないが、心臓がバクバクになるスピードです。
PRO3では結構心拍数があがるものの、まだまだ余裕がある感じでした。

帰り道もお陰で快調そのもの。
道中の環状4号の下り坂では46km/hを記録。それでも恐怖感はありませんでした。
これが4000Sだと、路面からの振動が激しくなるのでついブレーキをかけてしまいます。
4000Sもグリップがいいのは分かっているですが、落車をしたくない俺がビビっているのです。
俺のへたれ加減だと、4000Sのおいしいところは使いきれないみたいですね。

帰宅してサイクリンクに取りこんでみると、平均速度は22.3km/hになっていました。
4000Sでは頑張っても21km/hを超えるのがやっと。普通は20m/h台の前半です。
まして今日は2週間ぶりで、そんなに足が回ったとも感じませんでした。
そんな中でこの記録。このタイヤ、一体どうなっているのでしょう?

上り坂では不思議とダンシングしたくなるし、下り坂のグリップ安定しています。
その上平地の高速巡行も楽だし・・・俺には完全にPRO3の方が合っています。
もはや4000Sへは戻れません。いったい今まではなんだったのでしょう?

唯一難点(?)なのは、あまりにも走れてしまうので足を使わされてしまうこと。
帰った後少し足に張りがありました。長距離になると気をつけるべき部分かもしれません。
PRO3は、俺にとっては4000Sよりも力を引き出してくれるタイヤなのでしょう。

4000Sもいいタイヤではあります。
このタイヤも踏むことができれば、ドンドン回っていくタイヤです。
ただ俺の貧脚だとすぐ売り切れてしまう為、俺には使いきれません。
脚力のあるプロ選手がこのタイヤを使うと速いんでしょうね。
後は自転車を御することができれば・・・とにかく4000Sは「剛」のタイヤという感じです。

それにくらべてPRO3は「柔」と「粘り」のイメージです。
ただ、あくまでもこれはワンデイ、60km走ったのみの感想であり、問題は耐久性と耐パンク性。
果たしてこの乗り味が何km持つのかが問題です。

PRO3は減りが早いとの話も聞きます。基本高グリップのタイヤは減りが早いものです。
せめて2000kmは持ってほしいですね。できれば3000km。
俺の場合2000kmだと調子が良ければ4ヶ月弱で乗ってしまう距離です。
ロングライドをすることも多いだけに、耐パンク性も加え丈夫だといいですね。

この後は新宿に出向き、パールイズミのウェアとグローブ、アームカバーを買ってきました。
今年の夏のコンセプトは、疲労防止の為「日焼けをしない」ということ。
今までみたいに真っ黒になるのはやめようと思います。正直いい歳だし・・・
なのでウェアは薄手の長袖を購入し、グローブもフルフィンガー。
アームカバーもUVカットの物を購入しました。

後は体感で-5℃冷えるという、「クールブラック」のビブがあれば完璧ですね。
「クールブラック」の入荷は6月中旬とのことで、今回は見送りました。
準備をしっかりと整えて、夏場は節電対策の為ロングライドに行きたいです。

by YRV9985-2450 | 2011-05-15 19:57 | 自転車